一般財団法人環境イノベーション情報機構
硫酸ピッチの不適正処分量急増が判明 環境省の調査で
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2003.12.25 【情報源】環境省/2003.12.22 発表
環境省は平成11年4月1日から15年10月1日までに全国で確認された硫酸ピッチの不適正処分についての調査結果をまとめ、15年12月22日に公表した。発表によると、不適正処分の件数は12年度以前が14件、13年度38件、14年度35件、15年4月〜9月で27件とあまり変わっていないが、不適正処分量をみると、12年度以前がドラム缶換算本数で約3,000本なのに対し、13年度約は5,500本、14年度は約1万4,600本、15年度は10月1日までの半年間で約1万2,205本と急増していることがわかった。
なお不適正処分量のうち不適正保管が約54%、不法投棄が約33%して生じる有害物質で、不法投棄が後を絶たない。健康被害のほか大気・水質・土壌を汚染する可能性がある。【環境省】