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環境ニュース[国内]

野外焼却に関わる苦情全体の40.7%占める 14年度悪臭苦情件数

大気環境 悪臭】 【掲載日】2003.12.19 【情報源】環境省/2003.12.19 発表

 環境省は平成15年12月18日、全国の地方公共団体の報告に基づき、14年度の悪臭苦情、悪臭規制の状況を公表した。
 14年度の悪臭苦情件数は過去最高の2万3,519件で過去最高となった13年度の2万3,776件に次ぐ苦情件数となった。 
 内容としてはサービス業や個人住宅に対する苦情が減少した一方、野外焼却に対する苦情は9,577件と依然として多く全体の40.7%を占めた。
 都道府県別に見ると、ワースト5である愛知県、埼玉県、東京都、福岡県、神奈川県だけで総苦情件数の37.3%を占め、都市部での苦情の多さが目立つ結果となっている。
 悪臭防止法の規制地域を設けている市区町村は、14年度末現在で、全国の市区町村の約55.8%にあたる1,804市区町村となっており、14年度にはこれらの規制地域内で立入検査が7,037件、報告徴収が871件、測定が220件行われた。なお測定の結果、規制基準を超えていたものは68件で、法に基づく改善勧告が9件、改善命令が1件行われた。このほか、行政指導が1万968件実施された。【環境省】

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