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環境ニュース[国内]

14年度の振動苦情件数、前年度比約5.4%増の2,614件に

大気環境 騒音/振動】 【掲載日】2003.12.19 【情報源】環境省/2003.12.18 発表

 環境省は平成15年12月18日付けで、14年度の振動苦情の状況と振動規制法の施行状況をとりまとめた。
 14年度の全国の振動苦情の総件数は13年度に比べ約5.4%増加した2,614件となった。苦情の発生源別内訳では建設作業が1,561件(全体の約59.7%)と圧倒的に多く、工場・事業場の651件(約24.9%)、道路交通の257件(約9.8%)がこれに続いていた。
 また都道府県別では、ワースト5である東京都、神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県だけで全国の振動苦情件数の約66%を占める結果となり、大都市周辺地域での苦情の多さが目立つ結果となっている。
 振動規制法の施行状況としては、振動規制法に基づく規制地域を有する市区町村数が、14年度末現在で1,711市区町村(全市区町村の約52.9%)となったほか、法の規制対象工場・事業場総数が12万916件(前年度比約0.95%減)に、法に基づく届け出をされた建設作業の総数が2万8,139件(前年度比3.19%増)に達した。
 なお、規制対象工場に対しての立入検査が129件、改善勧告が1件、行政指導が136件行われ、対象建設作業に対しても立入検査が457件、行政指導が495件行われた。【環境省】

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