一般財団法人環境イノベーション情報機構
14年度建設発生土の工事間利用は30%に
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2003.12.18 【情報源】国土交通省/2003.12.18 発表
国土交通省は平成15年12月18日に、14年度に全国の建設工事から搬出された建設副産物の排出総量・再利用状況調査のうち、建設発生土に関する調査結果をまとめ公表した。14年度に工事現場外から現場内に搬入された土砂の利用量は、前回調査時の12年度に比較して17%減少した約1億2,900万立方メートルとなった。
一方工事現場から場外に搬出された建設発生土は12年度比で約14%減少した約2億4,500万立方メートルとなり、うち工事間利用した土砂は約7,400立方メートルだった。工事間利用した建設発生土の割合は30%で12年度調査と比較し1ポイント増加した。
また公共工事に限っての建設発生土の工事間利用率は31%で12年度と比較すると2ポイント増加していた。
なお15年10月に策定された「建設発生土等の有効利用に関する行動計画」では、公共工事の土砂利用量の建設発生土利用率(注1)を17年度までに80%に向上するとの目標を掲げているが、14年度時点では利用率が65%に止まっていることがわかった。ただし12年度比では3ポイント増加しており、今後の増加が期待される。
(注1)利用土砂の建設発生土利用率=[土砂利用量のうち土質改良を含む建設発生土利用量]/[土砂利用量]で算出。【国土交通省】