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環境ニュース[国内]

中環審が外来種対策、白神山地鳥獣保護区の指定、中国産トキ増殖について答申

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.12.03 【情報源】環境省/2003.12.02 発表

 中央環境審議会は平成15年12月2日、「外来種対策」、「国指定鳥獣保護区の指定」、「トキ保護増殖事業計画の変更」の3つのテーマについて環境大臣への答申を行った。
 このうち「外来種対策」についての答申では、生物多様性条約第6回締約国会議で決議された「外来種の影響の予防、導入、影響緩和のための指針原則」に盛り込まれた(1)在来種を駆逐する侵略的移入種の侵入予防、(2)早期発見・早期対応、(3)定着した移入種の影響緩和−−の3段階のアプローチを日本の外来種対策の基本方針とすることを提案するとともに、実際の外来種対策を制度化するにあたっては、(一)新たな外来種持ち込み時に国が行う種の評価の仕組みづくり、(二)悪影響があると判定された種が在来種と接触しないようにする管理の仕組みづくり、(三)外来種が持ち込まれる可能性が高い地域での監視方法、(四)既に定着し悪影響を与えている外来種を防除する仕組みづくり、(五)固有種が多い地域を対象にした特別な管理措置、(六)外来種対策の重要性についてのわかりやすい情報提供−−を検討すべきだと指摘している。
 また外来種が実際に悪影響ともたらした場合は原因者に相応の責任を求めるとの考え方も示されている。
 なお「国指定鳥獣保護区の指定」は白神山地鳥獣保護区の指定について、「トキ保護増殖事業計画の変更」は国産トキが15年10月に絶滅したことを受け、事業内容を国産トキの保護増殖から、国内で繁殖させた中国産トキを野生復帰に内容を転換することについて答申している。【環境省】

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