一般財団法人環境イノベーション情報機構
14年度公共用水域の水質測定結果 BOD・COD基準達成率やや改善
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2003.12.03 【情報源】環境省/2003.11.27 発表
環境省は平成15年11月27日付けで、14年度に国と地方公共団体が実施した全国の公共用水域の水質測定結果をとりまとめた。今回の調査では健康項目について5,697地点、27万8,721検体、生活環境項目では3,533水域、8,610地点、430,260検体について調査を実施。
このうち、健康項目26項目の環境基準達成率は13年度と同程度の99.3%でほぼ全地点で環境基準を達成していた。
一方生活環境項目では、有機汚濁の代表的な水質指標であるBOD(河川)・COD(湖沼および海域)の環境基準達成率が全体で81.7%と13年度の79.5%に比べ2.2ポイント改善し過去最高の達成率を記録したが、水域別にみると、河川で85.1%、海域で79.3%、湖沼で43.8%と閉鎖性水域での達成率が依然極端に低い状況にあることが確認された。また全窒素と全燐についての基準達成率も湖沼で33.3%、海域80.3%となっており、こちらも湖沼の達成率が依然として低い状況であることが判明した。【環境省】