一般財団法人環境イノベーション情報機構
中環審が「新・生物多様性国家戦略の第1回点検結果」を踏まえた意見提出
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2003.12.01 【情報源】環境省/2003.11.28 発表
中央環境審議会は平成15年11月27日付けで環境大臣に「新・生物多様性国家戦略の第1回点検結果」を踏まえた今後の生物多様性施策についての意見を提出した。「第1回点検結果」は新・生物多様性国家戦略が策定された2002年3月27日から2003年8月までに実施された施策を、関係省庁が自主的に点検し、生物多様性国家戦略関係省庁連絡会議が取りまとめたもの。
今回の中環審の意見は(1)点検方法、(2)関係省庁が実施している環境調査、(3)新・生物多様性国家戦略の普及啓発−−の主に3点からこの点検を分析している。
点検方法については、単に政策を報告するだけでなく、取り組んだ施策の効果を評価すること、地方自治体、企業、民間団体の取組についても点検対象とすべきと指摘された。
また、関係省庁が実施する自然環境調査については各省庁の連携を促進するためにデータの相互利用を行う枠組みの整備が重要とされたほか、新・生物多様性国家戦略の普及啓発については、生物多様性を目的とした事業以外にも生物多様性の観点を盛り込むことや、学校教育の場などで生物多様性についての教育を進める必要があると指摘さ
れている。【環境省】