一般財団法人環境イノベーション情報機構
「物質フロー会計」OECDで取り組みへ 国際専門家会合で賛同得られる
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2003.11.28 【情報源】環境省/2003.11.27 発表
2003年11月25・26日の両日、東京・港区の三田共用会議所で環境省の主催による「物質フロー会計及び資源生産性に関する国際専門家会合」が開催された。「物質フロー会計」や「資源生産性」は国の「循環型社会形成推進基本計画」の中に盛り込まれている概念。
2003年4月に開催されたG8環境大臣会合では当時の鈴木環境大臣が「資源生産性」を資源投入の効率の良さを示す各国共通の指標として導入すること、「物質フロー会計」の国際的な共通手法を開発するための共同研究プロジェクトの開始を提案していた。
今回の会合には10か国の行政担当者、3国際機関や国内外の研究機関職員が参加。(1)「物質フロー会計」や「資源生産性」に関するさまざまなレベルの取組みを評価、(2)国際的取組みの課題や共同研究の内容、(3)今後の共同研究の進め方−−について検討した。
その結果質フロー会計に関する国際共同研究等については、「今後OECDを中心として進めていく」ことについて参加者の賛同が得られた。環境省としては2003年12月にパリで開催されるOECDのWGEIO(環境情報アウトルック作業部会)の場でもこの議論を報告したい考えだ。【環境省】