第２次環境基本計画の第２回点検結果案への意見募集開始

【環境行政 行政資料】 【掲載日】2003.10.22 【情報源】環境省／2003.10.22 発表

　中央環境審議会は平成１５年１０月２２日、第２次環境基本計画に基づく施策の進捗状況について、第２回点検結果案を公表し、この案について１５年１１月５日まで意見募集を行うことにした。
　環境基本計画は環境基本法に基づいた、環境保全に関する総合的・長期的な施策の大綱を定める計画で、第２次環境基本計画は平成６年に策定された第１次環境基本計画を見直し、平成１２年１２月２２日に閣議決定されたもの。
　計画に基づく施策の進捗状況については、毎年中央環境審議会が「国民各界各層の意見も聴きながら点検」し、必要に応じ「政府に報告」するとされており、今回は平成１４年に続き第２回目の点検にあたる。
　なお今回の点検案は「地球温暖化」「環境負荷の少ない交通」「健全な水循環の確保」「生物多様性保全」、「社会経済の環境配慮のための仕組み構築」の５分野への取り組みを重点対象として実施され、各分野で打ち出されている施策の状況や課題などが整理された。
　たとえば「地球温暖化」にむけての施策の課題としては、（１）２００４年の地球温暖化対策推進推進大綱見直しに向けての判断材料提供、（２）増加傾向にある家庭部門、運輸部門のＣＯ２排出に対する対策強化、（３）地域レベルでの対策や環境教育の推進、（４）京都議定書未批准のロシアや米国への働きかけや国際的な対策ルール構築への貢献、（５）環境税などの経済的手法についての議論の深化−−があげられている。
　意見は郵送、ＦＡＸ、電子メールで受付けている。【環境省】