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環境ニュース[国内]

資源管理への努力を国際的にアピール 世界まぐろはえ縄漁業会議が共同宣言 

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.08.29 【情報源】水産庁/2003.08.27 発表

 2003年8月26・27日の両日、東京・港区の虎ノ門パストラルで世界まぐろはえ縄漁業会議(WTLFC)が開催された。
 この会議は、米国の環境保護団体を中心に、漁業が海洋生態系に悪影響を与えているとのキャンペーンが展開され、特にまぐろはえ縄漁業がターゲットとなっている状況を踏まえて開催されたもの。
 (社)責任あるまぐろ漁業推進機構(OPRT)に参加している日本、韓国、中国、台湾、フィリピン、インドネシアのまぐろはえ縄漁業団体と政府の水産部局の担当者が一堂に会し活発な意見交換が行われた結果、はえ縄漁業操業の正当性、資源管理への努力を国際的にアピールしていくために共同宣言が作成された。
 宣言には(1)関連するまぐろ地域漁業管理機関で適切な保存管理措置が実施されるよう働きかける、(2)地球規模で持続的に、まぐろはえ縄漁業の漁獲能力に制限措置を講じる、(3)大型まぐろまき網漁船の隻数、漁獲能力の急激な増加に対して懸念を表明する、(4)国際的なまぐろ類の保存管理措置を遵守し、陸揚げや統計証明書データ・情報の交換を推進する、(5)正規漁船リストに基づいた対策を進め、IUU(違法・無規制・無報告)大型まぐろはえ縄漁船を廃絶する、(6)海亀や海鳥の偶発的漁獲、サメの混獲を最小限にするため、参加国が共同して取り組む、(7)非科学的な非難に対し、あらゆる国際的な場で一致した声を上げる、(8)取組みにあたって途上国の困難性を考慮する、(9)定期的に協議をもつ、(10)まぐろ延縄漁業を行っている他国に対し会議への参加を呼びかける−−の10項目が盛り込まれた。【水産庁】

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