一般財団法人環境イノベーション情報機構
原子炉規制法に基づく6省令の改正案について意見募集開始
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.08.27 【情報源】原子力安全・保安院/2003.08.26 発表
原子力安全・保安院は平成15年8月26日、原子炉規制法に基づく(1)実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則、(2)研究開発段階にある発電の用に供する原子炉の設置、運転等に関する規則、(3)使用済燃料の貯蔵の事業に関する規則、(4)使用済燃料の再処理の事業に関する規則、(5)核燃料物質の加工の事業に関する規則、(6)核燃料物質又は核燃料物質によつて汚染された物の廃棄物埋設の事業に関する規則、(7)核燃料物質又は核燃料物質によつて汚染された物の廃棄物管理の事業に関する規則−−の7つの省令について改正案をまとめ、この案について15年9月8日まで意見募集を行うことにした。
今回の改正は保安院が総合資源エネルギー調査会での審議を踏まえ、進めている原子力施設の検査制度の見直し、原子力発電設備の健全性評価制度の導入についての検討結果を踏まえ、品質保証などに関連する規定を整備するもの。
検査制度の見直しについては15年8月7日に、総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会により、東電の不正事件で問題点として指摘された、事業者の保安活動に関する品質保証ルール・保守管理ルールの規制体系への位置づけなどの方向性が示され、意見募集が行われている。また原子力発電設備の健全性評価制度についても、保安院が評価項目・方法など評価事項の内容の方向性を15年8月7日に示し、同様に意見募集が行われているところだ。【原子力安全・保安院】