矢野外務副大臣がＰＩＦ域外国対話会合に出席

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2003.08.27 【情報源】外務省／2003.08.25 発表

　矢野外務副大臣は２００３年８月１８日〜１９日、ニュージーランドを訪問し、第１５回太平洋諸島フォーラム（ＰＩＦ）域外国対話会合に出席し、また翌２０日から２２日にかけてＰＩＦに加盟する豪州、ソロモン、バヌアツの３か国への訪問を行った。
　今回のＰＩＦ域外国対話会合では２００３年５月に沖縄県名護市で開催された「太平洋・島サミット」で採択された首脳宣言「沖縄イニシアティブ」の発表など、太平洋島嶼国に対する日本の貢献に感謝の意を表明した上で、持続可能な開発の問題について今後とも積極的に取り組むとの姿勢を表明し、日本に資金面での協力を求めた。
　これに対し日本は「沖縄イニシアティブ」に示された総合的な地域開発戦略に基づき、協力を継続していくことを強調した。
　また主要議題の１つ、海洋資源問題について、日本は科学的データに基づき鯨を含む海洋資源の持続可能な利用を推進する立場をとることを表明。ＰＩＦ側は捕鯨を禁止する海域を国ごとに設ける意見がＰＩＦ内で有力であるとの説明を行ない、また日本の中西部太平洋マグロ類条約（ＷＦＰＦＣ）準備会合への参加を歓迎することを明らかにした。【外務省】