一般財団法人環境イノベーション情報機構
農林水産省関連施設の木造化や木製備品導入めざし、行動計画策定
【ごみ・リサイクル グリーン購入】 【掲載日】2003.08.25 【情報源】林野庁/2003.08.20 発表
林野庁は平成15年8月20日までに、「農林水産省木材利用拡大行動計画−木を使おう行動計画」の内容をまとめた。この計画は14年12月に策定された「地球温暖化防止森林吸収源10か年対策」で、木材利用の推進が対策の重要な柱の1つに据えられたことを受けて策定されたもので、(1)農林水産省関係公共土木工事で設置する柵工・土留工などの施設、(2)農林水産省関係補助事業で設置する建築物、(3)農林水産省や関係機関の庁舎、(4)農林水産省や関係機関の備品・消耗品について、木材の導入目標値を定めた。
柵工は今後木製100%に、土留工は木材使用量を現状の2倍に増やす、補助事業の対象施設は木造率100%にするとしたほか、庁舎については既存施設の内装木質化と新改築時の木造化を進める方針。さらに備品・消耗品では、事務机、会議机を木製のものに代え、業務用茶封筒も原則、間伐材封筒の利用を義務づけることにしている。
なお実施期限は地球温暖化対策推進大綱、地球温暖化防止森林吸収源10か年対策の内容を踏まえ、当面15、16年度を第1ステップとして集中的な取組を行うこととし、その後の取り組みは第1ステップの成果を検証した上で決定する見込みだ。【林野庁】