「東京湾再生プロジェクト」のページを開設

【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2003.07.29 【情報源】海上保安庁／2003.07.29 発表

　海上保安庁は平成１５年７月２９日、同庁ホームページ中の東京湾環境情報のページの中に「東京湾再生プロジェクト」のページを開設した。
　東京湾では、平成１１年にお台場海浜公園にオイルボール（動植物油などを主成分とする固形物）が漂着する事件が起きたことをきっかけに、国土交通省の下水道部、河川局、港湾局と海上保安庁が連携して「東京湾蘇生プロジェクト」がスタートしたが、その後１３年１２月には小泉首相を本部長とする都市再生本部が「都市再生プロジェクト」の中で、大都市圏の海の再生プロジェクトの実施を決定。その先行的な取組みとして「東京湾再生プロジェクト」が位置づけられた。
　なお東京湾再生プロジェクトの全体目標は、『快適に水遊びができ、多くの生物が生息する、親しみやすく美しい「海」を取り戻し、首都圏にふさわしい「東京湾」を創出する』こと。
　海上保安庁ではこの目標を達成するための施策のうち「東京湾のモニタリング」の一部、（１）モニタリングポストや船舶による水質・流速・海上風のモニタリング、（２）人工衛星による赤潮などのリアルタイムモニタリングを１５年度内に開始する予定で、「東京湾再生プロジェクト」のページからデータの準リアルタイム公開を行う方針。【海上保安庁】