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環境ニュース[国内]

奈良県山辺衛生センター生産のし尿汚泥肥料から許容基準超過のニッケル検出

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2003.07.29 【情報源】農林水産省/2003.07.28 発表

 農林水産省関連の独立行政法人肥飼料検査所は平成15年7月28日、奈良県の山辺環境衛生組合山辺衛生センターが生産している、し尿汚泥肥料(肥料名:汚泥炭化肥料)の中から、許容基準である300ppmを超えるニッケル448ppmを検出したと発表した。
 肥飼料検査所は15年7月9日に山辺衛生センターに対し立入検査を実施しており、この時に下水汚泥肥料を持ち帰り検査を行っていたもの。
 なお許容基準超過が判明したことにより、農林水産省は山辺衛生センターに対し、(1)「汚泥炭化肥料」の出荷停止、(2)出荷した製品の回収、(3)販売先の農家へのニッケル許容基準超過の連絡、(4)農家に対する相談窓口の設置、(5)肥料取締法に基づく報告−−を要請した。
 同省では今後、新たな状況がわかり次第、追って事態の公表を行う方針。【農林水産省】

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