一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

15年版「日本の水資源」、少雨の年の降水量減少を指摘

環境行政 行政資料】 【掲載日】2003.07.28 【情報源】国土交通省/2003.07.25 発表

 国土交通省は平成15年7月25日、「平成15年版日本の水資源」の概要を同省ホームページに掲載した。
 「日本の水資源」は日本の水需給や水資源開発の状況、今後対応すべき水資源に関する課題をとりまとめたもの。15年版は「地球規模の気候変動と日本の水資源問題」という副題の下、地球温暖化が日本の水資源にもたらす影響を特集している。
 1901年から2000年までの100年間の日本国内の年降水量を見た場合、北海道や西日本の一部を除くほとんどの地点で降水量の減少が認められ、また1960年代半ば頃から多雨の年と少雨の年の降水量の差が広がる傾向が顕著になってきているという。
 「日本の水資源」ではこのことを踏まえ、特に「少雨の年の降水量の減少傾向により、主要水系で水供給の安定性が大幅に低下している」と指摘。長期的・広域的な視点での施策を事態に先行して実施していく必要があるとまとめた。
 また2003年3月に日本で開催された第3回世界水フォーラムや6月にフランスで開催された主要国首脳会議(G8)の成果に基づき、水に関する情報ネットワークの整備・運営など、世界の各国・国際機関と連携した水問題解決に向けて努力に力を注いでいくことも強調されている。【国土交通省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク