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環境ニュース[国内]

九州電力・川内原子力発電所1号機の蒸気発生器伝熱管15本に傷

エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.05.16 【情報源】原子力安全・保安院/2003.05.15 発表

 定期検査中の九州電力(株)川内原子力発電所1号機(加圧水型、定格出力89万キロワット)で、蒸気発生器伝熱管の全配管10,111本に対し渦流探傷検査(ECT)を実施したところ、15本の伝熱管の1次冷却材入口側管板拡管部で欠陥が生じていることを示す信号が認められた。
欠陥は、蒸気発生器製作時に管板と伝熱管のすき間をなくすために伝熱管を拡げる作業を行った際にかかった残留応力や、運転中の内圧による応力などが重なった結果、伝熱管内面に応力腐食割れが発生したものと推定される。
 このため、九州電力では欠陥が認められた15本の伝熱管に栓をすることにし、15年5月15日付けで原子力安全・保安院に原因と対策を含め、このトラブルを報告した。この件について外部に対する放射能の影響はないという。
 なお報告を受けた原子力安全・保安院では九州電力が示した原因と対策を妥当なものであるとの見解を示している。【原子力安全・保安院】

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