一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成14年度森林・林業白書が閣議決定
【環境行政 行政資料】 【掲載日】2003.04.24 【情報源】林野庁/2003.04.18 発表
「平成14年度森林及び林業の動向に関する年次報告(森林・林業白書)」、「平成15年度において講じようとする森林及び林業施策について」の内容が、平成15年4月18日の閣議で決定された。森林・林業白書も水産庁の水産白書と同様に、冒頭に「トピックス」を設け、アジア地域で違法伐採、森林火災対策のための国際的なパートナーシップ「アジア森林パートナーシップの発足」や2003年から2012年までの二酸化炭素吸収源としての森林を整備施策の内容をまとめた「地球温暖化防止森林吸収源10か年対策の策定」、バイオマス資源の総合的な利活用戦略「バイオマス・ニッポン総合戦略の推進」など、森林・林業分野での新たな動き6項目を紹介している。
また本文は「第1章 世界の森林の動向と我が国の森林整備の方向」、「第2章 森林の整備、保全と山村の活性化」、「第3章 林業の持続的かつ健全な発展と課題」、「第4章 木材の供給の確保と利用の推進」「第5章 国有林野事業における改革の推進」の5章構成で、このうち第1章の内容は14年白書の特集記事。世界的に進行する森林の減少・劣化状況や森林認証・ラベリング制度など持続可能な森林経営を推進するグローバルな取り組みの紹介を行っている。また第2章では地球温暖化防止、生物多様性の保全の観点から、国内で取り組むことが必要な森林整備の方向性などを解説している。【林野庁】