一般財団法人環境イノベーション情報機構
国立環境研究所、シナリオ分析によりモンゴルの草原の牧養力と放牧密度地域差を解明
【自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2024.04.08 【情報源】国立環境研究所/2024.03.14 発表
国立環境研究所は、モンゴル国内のソム(モンゴルの地方行政区分の1つ)レベルにおける統合的なモデルを用いたシナリオ分析を通じて、草原の牧養力および相対放牧密度の地域差を確認。特に南部地域の牧養力の低下と中部大都市周辺における相対放牧密度の増加が目立つことを明らかにした。この研究は、砂漠化の防止や草原退化の抑制、水資源の有効利用、家畜頭数の適正管理を含む、様々な適応措置を組み込んだスマート放牧システムが、草原の持続可能な利用と生物多様性の保護に極めて重要であることを示唆しており、高解像度データに基づく詳細な分析は、草原地域における気候変動適応計画策定への応用が期待される。
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【国立環境研究所】