一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)由利本荘岩城風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2023.11.22 【情報源】環境省/2023.11.21 発表
環境省は、「(仮称)由利本荘岩城風力発電事業計画段階環境配慮書」(株式会社レノバ)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、秋田県由利本荘市において、最大で出力106,000kW程度(単機出力3,200〜6,600kW程度×16〜24基程度)の風力発電所を設置するもの。
環境大臣意見では、
(1)想定区域の周辺においては、複数の風力発電所が稼働中又は環境影響評価手続中であることから、累積的な影響について適切に調査、予測及び評価を行い、風力発電設備等の配置等を検討すること
(2)想定区域の周辺には、住居等が存在しており、騒音及び風車の影による影響を受ける可能性があることから、適切に調査、予測及び評価を行い、生活環境への影響を回避又は極力低減すること
(3)想定区域の周辺では、サシバ等の希少猛禽類の生息が確認されており、想定区域の周辺はサシバ、ノスリ等の猛禽類、ガン類、ハクチョウ類等の渡り経路となっている可能性があることから、専門家等からの助言を踏まえ、影響について適切に調査、予測及び評価を行うこと
等を求めている。
【環境省】