一般財団法人環境イノベーション情報機構
柳井発電所2号系列リプレース計画に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2023.11.13 【情報源】環境省/2023.11.10 発表
環境省は、「柳井発電所2号系列リプレース計画計画段階環境配慮書」(中国電力株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、山口県柳井市において、既設の発電設備を廃止し、同じ敷地内に出力約500,000kW(単機出力約500,000kW×1基)の火力発電所を設置するもの。
環境大臣意見では、
(1)2050年に向け、二酸化炭素排出削減の取組の道筋がパリ協定の1.5℃目標と整合する形で描けない場合には、事業の休廃止も含め、あらゆる選択肢を勘案して検討すること
(2)非効率石炭火力のフェードアウト、再エネ等の非化石電源・火力については高効率な設備を優先的に稼働すること等、事業者として足元の温室効果ガス削減に取り組むこと
(3)水素混焼等の脱炭素化に向けた技術をできるだけ早期に実装するなど、必要な措置を講じ、1.5℃目標と整合する形で、ロックイン効果を創出することなく2050年までのカーボンニュートラル達成を目指すこと
等を求めている。
【環境省】