一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)和歌山県沖洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2023.09.15 【情報源】環境省/2023.09.14 発表
環境省は、「(仮称)和歌山県沖洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」(関西電力株式会社及びRWE Renewables Japan 合同会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、和歌山県日高郡美浜町から西牟婁(にしむろ)郡白浜町にかけての沖合において、最大で出力 1,000,000 kW(単機出力 9,500〜20,000 kW級 x 50〜110 基程度)の風力発電所を設置する
環境大臣意見では、
(1)想定区域は周辺に複数の地方公共団体が位置する海域であることを踏まえ、関係機関等と調整を十分に行った上で、関係する地方公共団体を適切に選定し、地域住民等に対し丁寧かつ十分な説明を行うこと
(2)想定区域及びその周辺は、ノスリの秋の渡りの集結地、ウミネコ等の海鳥の繁殖地、サシバ、ハチクマ等の希少猛禽類の渡り経路となっている可能性があるため、専門家等からの助言を踏まえ、鳥類について適切に調査、予測及び評価を行うこと
(3)想定区域及びその周辺は重要度の高い海域として抽出されていることに加え、藻場が分布している可能性があるため、海生生物や藻場等への影響を回避又は極力低減すること
等を求めている。
【環境省】