一般財団法人環境イノベーション情報機構
南港発電所更新計画に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2023.06.02 【情報源】環境省/2023.06.01 発表
環境省は、「南港発電所更新計画に係る計画段階環境配慮書」(関西電力株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この計画は、大阪府大阪市において、既設の発電設備を廃止し、同じ敷地内に出力約1,800,000kW(単機出力約600,000kW×3基)の火力発電所を設置するもの。
環境大臣意見では、
(1)将来的に2050年に向け、二酸化炭素排出削減の取組の道筋が、1.5℃目標と整合する形で描けない場合には、事業の休廃止も含め、あらゆる選択肢を勘案して検討すること
(2)大気環境について、より慎重な対応を要する地域であることを念頭に置き、適切な調査、予測及び評価を実施し、大気環境への影響を回避又は極力低減すること。また、関係する地方公共団体、地域住民等の関与に十全を期すこと
(3)温排水による影響を含め、水環境へ与える影響について適切な調査、予測及び評価を実施し、水環境に対する影響を回避又は極力低減すること
等を求めている。
【環境省】