（仮称）宗谷丘陵風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出

【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2023.03.01 【情報源】環境省／2023.02.28 発表

環境省は、「（仮称）宗谷丘陵風力発電事業環境影響評価準備書」（株式会社道北エナジー）に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

この事業は、北海道稚内市及び宗谷郡猿払（さるふつ）村において、最大で出力155,800kW（単機出力 約4,000〜5,000kW×最大38基）の風力発電所を設置するもの。

環境大臣意見では、
(1)対象事業実施区域の周辺では、オジロワシの営巣及び繁殖が確認されていることから、本事業の環境保全措置の実施状況、事後調査の結果等について、複数の専門家により構成される協議会や検討会などへ報告する等、対応について公表することにより、透明性及び客観性を確保した上で、地元等の理解を得ながら事業を実施すること
(2)対象事業実施区域の周辺では、本事業者による他の風力発電所及び他の事業者による複数の風力発電所が稼働中、環境影響評価手続中等であることから、可能な限り事業者間で調整し、必要な情報を共有することで、累積的な影響を考慮した事業計画とすること
等を求めている。

【環境省】