一般財団法人環境イノベーション情報機構
佐川、環境に配慮した輸送「飛脚JR貨物コンテナ便」サービス開始
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2023.02.16 【情報源】企業/2023.02.01 発表
SGホールディングスグループの佐川急便株式会社と日本貨物鉄道株式会社は2月1日より、環境に配慮した輸送「飛脚JR貨物コンテナ便」のサービスを開始した。佐川急便では、消費者の多様なニーズに応えるべくチャーター輸送など宅配便以外の輸送サービスにも注力しており、新たな輸送モードの開発に取り組んでいる。同サービスは、昨今加速しているカーボンニュートラルへの取り組みに対し、荷主のスコープ3であるサプライチェーンにおけるCO2排出削減に物流事業者として貢献するもので、トラック輸送に比べCO2排出量の少ない鉄道輸送を利用する。消費者の期待が高まるモーダルシフトの一環であるとともに、トラックドライバーの労働時間管理(2024年問題)の解決の一つとなるサービスである。
JR貨物は、わが国で唯一の全国ネットワークによる貨物鉄道輸送サービスを提供する鉄道会社であり、本サービスでは得意とする中長距離帯での幹線輸送を担い、さらに貨物駅構内の積替え設備を有効活用することで、物流結節点である貨物駅の機能を向上させ、シームレスな物流を提供する。これらを通じて、トラック輸送に比べCO2排出量が少ないという環境特性や、貨物列車1編成で最大10トントラック65台分の輸送を可能とする労働生産性の高さを生かすことができる。
【SGホールディングス株式会社】