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環境ニュース[国内]

第35回東南アジア漁業開発センター理事会がマニラで開催 サメの保存管理活動実施へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.03.20 【情報源】水産庁/2003.03.19 発表

 2003年3月11日から14日にかけて、フィリピンのマニラ市で、第35回東南アジア漁業開発センター(SEAFDEC)理事会が開催され、インドネシア、カンボジア、シンガポールなどメンバー国11か国と国連食糧農業機関(FAO)などが出席した。
 今回の理事会では(1)事業予算減少に伴う優先すべき活動の決定とASEAN事務局との連携、(2)サメの保存管理に関する活動内容の検討、(3)漁業の環境への影響に関する国際世論の動向、(4)SEAFDECへの技術協力体制の強化−−などが議題となった。
 このうち、サメの保存管理に関しては2005年の第13回ワシントン条約締約国会合に向け、日本の水産庁の拠出金により、サメ類の漁獲・流通状況把握のための活動を実施することが事務局より報告されたほか、2003年5月下旬にラオスでサメの保存管理に関するワークショップを開催することが了承された。
 また漁業の環境への影響に関する国際世論に関係して、FAO水産委員会に先立って開催された米国先端科学協会(the American Association for the Advancement of Science,世界的な科学雑誌”Science”を発行する非営利機関)年次会合で、科学的根拠を示さずに、漁業が環境に悪影響を与えているとする発表がいくつか行われたことが報告され、ウミガメ混獲装置の開発など、漁業の環境負荷低減を目指したSEAFDECの活動成果の広報強化が合意された。【水産庁】

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