一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)三方山風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2022.11.22 【情報源】環境省/2022.11.21 発表
環境省は、「(仮称)三方山(さんぽうやま)風力発電事業計画段階環境配慮書」(HSE株式会社及び荒川電工株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、高知県吾川郡仁淀川町において、最大で出力58,800kW(単機出力3,000〜4,200kW程度×最大14基)の風力発電所を設置するもの。
環境省意見では、
(1)想定区域の周辺には、複数の住居が存在していることから、稼働時における騒音による生活環境への重大な影響が懸念される。住居への影響について適切に調査、予測及び評価を行うこと。また、その結果を踏まえ、風力発電設備を住居から離隔を取ること等により、騒音による生活環境への影響を回避又は極力低減すること。
(2)想定区域及びその周辺には、河川、沢筋、上水道等の取水地点、森林法に基づき指定された水源かん養保安林等が存在していることから、本事業の実施により、工事中の土砂及び濁水の流出等による水環境への影響が懸念される。土砂及び濁水の流出等による水環境への影響に関する適切な調査、予測及び評価を行うこと。また、その結果を踏まえ、河川、沢筋及び取水地点からの距離を確保するとともに、工事中の土工量を抑制し、かつ沈砂池の設置等を行い、土砂及び濁水の流出を最小限に抑えること等により、水環境への影響を回避又は極力低減すること。
等を求めている。
【環境省】