一般財団法人環境イノベーション情報機構
凸版印刷、水性フレキソ印刷とノンソルベントラミネーションを組み合わせた環境配慮型パッケージを開発
【エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2022.10.26 【情報源】企業/2022.09.29 発表
凸版印刷株式会社は、水性フレキソ印刷とノンソルベントラミネーションを組み合わせ、製造時のCO2排出量を削減できるパッケージを開発した。本製品は、有機溶剤の使用を抑えたバイオマス由来の水性インキを使用した水性フレキソ印刷と、溶剤を使用しないノンソルベントラミネーションを組み合わせることで、従来の油性グラビアインキと油性ラミネーションを使用したパッケージと比較して、パッケージ製造に関わるCO2排出量を約17%削減することが可能となる。軟包装から紙製のパッケージへの置き換えにおいて、水性フレキソ印刷とノンソルベントラミネーションの加工方法を組み合わせることで、プラスチックフィルムの削減効果にVOC削減効果が加わり、より環境適性の高いパッケージが提供可能。製造工程におけるCO2排出量は約20%削減することが可能となる。
なお、本製品は2022年10月12日(水)から10月14日(金)に開催された「2022東京国際包装展-TOKYO PACK 2022-」の凸版印刷ブースにて展示された。
凸版印刷は、高い汎用性と環境適性を備えた生産方式を確立することにより、2023年には関連受注を含めて30億円の売り上げを目指している。今後、レトルトパウチや大型パウチへの展開を拡げ、環境に配慮したパッケージを提供し、持続可能な社会に貢献していく、としている。
【凸版印刷株式会社】