一般財団法人環境イノベーション情報機構
首都圏と九州を結ぶ大型高速RORO船での次世代バイオディーゼル燃料の実証試験航海、モーダルシフト×バイオ燃料で更なる環境対策へ
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2022.10.21 【情報源】企業/2022.09.27 発表
川崎近海汽船株式会社と株式会社ユーグレナおよび鈴与商事株式会社は、静岡県清水港において、川崎近海汽船が保有・運航するRORO船「豊王丸」に、ユーグレナ社が販売する次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を使用し、実証試験航海を開始した。川崎近海汽船株式会社では、重要な経営課題であるカーボンニュートラルへの対応として、持続可能且つ社会実装化できる具体的な取り組みを行く、としている。
一方で、ユーグレナ社の「サステオ」は、バイオマス(生物資源)を原料とし、船舶の主燃料である重油と混焼ができ、内燃機関を変更せずに使用が可能。また、このバイオ燃料は、燃焼段階ではCO2を排出するが、バイオマス原料が成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、使用した際のCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されている。
【株式会社ユーグレナ】