一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)久慈山形風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2022.09.05 【情報源】環境省/2022.09.02 発表
環境省は、「(仮称)久慈山形風力発電事業計画段階環境配慮書」(HSE株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、岩手県久慈市山形町において、最大で出力125,000kW(単機出力4,200〜5,000kW×最大25基)の風力発電所を設置するもの。
環境大臣意見では、
(1)住居等への影響について適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、風力発電設備を住居等から離隔を取ること等により、騒音及び風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること
(2)風力発電設備の配置等の検討に当たっては、専門家等からの助言を踏まえ、鳥類への影響について適切に調査、予測及び評価を行うこと。また、その結果を踏まえ、環境保全措置を講ずることにより、鳥類への影響を回避又は極力低減すること
(3)現地調査により自然度の高い植生等が存在する区域を明らかにした上で、植物及び生態系への影響について、適切に予測及び評価を行うこと。また、その結果を踏まえ、既存道路等を活用すること等により、これらの自然度の高い植生等の改変を回避又は極力低減すること
等を求めている。
【環境省】