一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)今金風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2022.08.10 【情報源】環境省/2022.08.09 発表
環境省は、「(仮称)今金風力発電事業計画段階環境配慮書」(インベナジー・ウインド合同会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、北海道瀬棚郡今金町、二海郡八雲町及び久遠郡せたな町において、最大で出力311,100kW(単基出力4,200〜6,100kW 程度×最大51基)の風力発電所を設置するもの。
環境大臣意見では、
(1)住居への影響について適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、風力発電設備を住居から離隔を取ること等により、騒音による生活環境への影響を回避又は極力低減すること
(2)鳥類に対する影響について、他事業における衝突事故に関する知見や専門家等からの助言を踏まえ、適切に調査、予測及び評価を行うこと。また、その結果を踏まえ、環境保全措置を講じることにより、鳥類への影響を回避又は極力低減すること
(3)現地調査により自然度の高い植生等が存在する区域を明らかにした上で、植物及び生態系への影響について、予測及び評価を行うこと。また、その結果を踏まえ、既存道路等を活用すること等により、これらの自然度の高い植生等の改変を回避又は極力低減すること
等を求めている。
【環境省】