一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)石狩市沿岸洋上風力発電事業に係る 計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2022.07.13 【情報源】環境省/2022.07.12 発表
環境省は、「(仮称)石狩市沿岸洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」(石狩湾洋上風力発電合同会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、北海道石狩市及び小樽市沿岸の海域において、最大で出力1,032,000kW(単機出力9,500〜20,000kW×最大108基程度)の風力発電所を設置するもの。
環境大臣意見では、
(1)ゾーニングエリアについては、石狩市の「風力発電ゾーニング計画書」を踏まえて検討しつつ、北海道、石狩市等と意見交換等を積極的に実施した上で、必要に応じて事業内容に適切に反映し、本事業の実施による重大な影響を回避又は極力低減すること、
(2)オジロワシ等の希少猛禽類その他鳥類の衝突事故や移動経路の阻害等について、専門家等からの助言を踏まえた調査、予測及び評価を行い、適切な環境保全措置を講じ、鳥類への影響を回避又は極力低減すること、
(3)国定公園内の主要な眺望点及び利用施設から可能な限り離隔をとる等の措置を講じ、眺望景観への影響を回避又は極力低減すること
等を求めている。
【環境省】