一般財団法人環境イノベーション情報機構
GENESIS 松島計画に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2021.12.17 【情報源】環境省/2021.12.16 発表
環境省は、「GENESIS 松島計画 計画段階環境配慮書」(電源開発株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この計画は、既設の石炭火力発電設備に、石炭をガス化する設備を付加することにより高効率化した上で、段階的な移行によりゼロエミッション火力の実現を目指すもの。
環境大臣意見では、事業者に対して、
(1)石炭火力発電を巡る国内外の状況が極めて厳しい状況を十分認識し、可能な限り早期にバイオマスやアンモニア等のカーボンフリー代替燃料の導入を進めること、
(2)我が国の温室効果ガス削減目標と整合した対応の道筋が描けない場合には事業実施の再検討を含め、あらゆる選択肢を検討すること
等を求めている。
また、経済産業省に対して、我が国の温室効果ガス削減に係る新たな中期目標を確実に達成するために電力業界が計画的に削減に取り組む自主的枠組みに関する早期の取組を促し、政策的対応について必要な検討を進めることを求めている。
【環境省】