一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)三重松阪蓮ウィンドファーム発電所に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2021.10.11 【情報源】環境省/2021.10.08 発表
環境省は、「(仮称)三重松阪蓮(はちす)ウィンドファーム発電所計画段階環境配慮書」(合同会社三重松阪蓮ウィンドファーム)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、三重県松阪市及び多気郡大台町において、最大で出力251,000kWの風力発電所を設置するもの。
環境大臣意見では、
(1)関係機関等と調整を十分に行い、環境影響評価手続を実施すること。また、地域住民等に対して丁寧かつ十分な説明を行うこと、
(2)風力発電設備等の設置による大型哺乳類の生息空間の減少又は分断及び風力発電設備への衝突事故や移動の阻害等による鳥類等への影響を回避又は極力低減すること、
(3)既存道路、無立木地等を活用すること等により、自然度の高い植生等の改変を回避又は極力低減すること、
(4)「国立・国定公園内における風力発電施設の審査に関する技術的ガイドライン」に基づき、当該国定公園区域の主要な眺望点からの景観を著しく妨げ、眺望の対象に著しい支障を及ぼす風力発電設備等の配置等を回避することができない場合は、対象事業実施区域の見直し及び基数の削減を含む事業計画の大幅な見直しを行うこと
等を求めている。
【環境省】