一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)新岩屋ウィンドパーク事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2021.10.06 【情報源】環境省/2021.10.05 発表
環境省は、「(仮称)新岩屋ウィンドパーク事業環境影響評価準備書」(コスモエコパワー株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、青森県下北郡東通村岩屋において、稼働中である「岩屋ウィンドパーク」(総出力27,000kW)の風力発電設備18基を全て撤去し、総出力は増加させずに、定格出力約4,300kWの風力発電設備7基に建て替えるもの
環境大臣意見では、
(1)風力発電設備の稼働に伴い、対象事業実施区域の周辺に存在する複数の住居等に騒音による影響が懸念されるため、更に詳細な検討を行い、稼働調整等を含む環境保全措置を講じること
(2)適切に事後調査を実施し、環境影響が十分に低減されていないと判断した場合には、専門家等の指導、助言を踏まえ、更なる環境保全措置を講じること
(3)鳥類の風力発電施設への衝突や移動の阻害等について事後調査を適切に実施するとともに、バードストライクが確認される等、重要な鳥類に対する重大な影響が認められた場合には、専門家等の助言を踏まえ、追加的な環境保全措置を十分に講じ、影響を回避するよう努めること
等を求めている。
【環境省】