一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)福井洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境行政 環境アセスメント】 【掲載日】2021.07.30 【情報源】環境省/2021.07.29 発表
環境省は、「(仮称)福井洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」(日本風力エネルギー株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、福井県あわら市の沖合の海域において、最大で出力約350,000kWの風力発電書所を設置するもの。
環境大臣意見では、
(1)ガン類、カモ類、ハクチョウ類及びサシバ等の猛禽類の衝突事故や移動の阻害等について、専門家等からの助言を踏まえた調査、予測及び評価を行い、環境保全措置を講じ、鳥類への影響を回避又は極力低減すること、
(2)水の濁り等による海生生物への影響について、専門家等の助言を踏まえ、適切な調査、予測及び評価を行い、環境保全措置を講ずることにより、藻場等及び海生生物への影響を回避又は極力低減すること、
(3)現地調査により主要な眺望点からの眺望の特性、利用状況等を把握した上で、フォトモンタージュを作成し、垂直見込角、主要な眺望方向及び水平視野も考慮した客観的な予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、重要な眺望景観への影響を回避又は極力低減すること。また、当該公園の管理者、地方公共団体その他の関係機関、地域住民等の意見を踏まえること
等を求めている。