一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成30年度東日本大震災に係る海洋環境モニタリング調査結果を公表
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2020.07.31 【情報源】環境省/2020.07.30 発表
環境省は、東日本大震災に伴い流出した化学物質及び廃棄物並びに福島第一原子力発電所から漏出した放射性物質に起因して海洋環境中で汚染が生じる可能性のある項目について、その現状及び経年変化を把握することを目的として毎年度、被災地における海洋環境モニタリング調査を実施している。今回、平成30年度の調査結果について取りまとめ公表した。
堆積物中の化学物質及び放射性物質の経年変化の把握を主たる目的として、宮城県及び福島県の4測線において「モニタリング調査」を実施した。環境基準又は暫定除去基準が設定されている項目(ポリ塩化ビフェニル(PCB)及びダイオキシン類)は、いずれも基準値等より1桁以上低い値であった。
堆積物中のPAH(多環芳香族炭化水素)については、一部の測点において相対的に高い濃度が検出されたが、過年度調査と比較すると、すべての測点で過年度調査結果と同程度又は低い値であった。
詳細はプレスリリース参照。
【環境省】