一般財団法人環境イノベーション情報機構
農林水産省、国内産農産物における農薬の使用状況及び残留状況調査の結果を公表
【水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2020.06.02 【情報源】農林水産省/2020.05.15 発表
農林水産省は、農薬の適正使用を推進し、安全な農作物の生産に資すること等を目的として、農家における農薬の使用状況及び生産段階における農産物での農薬の残留状況について調査を実施し、平成30年度の国内産農産物における農薬の使用状況及び残留状況について取りまとめた。1.調査結果
農薬の使用状況について
476戸の農家に対し、記入簿への記入又は聞取りを行うことで農薬の使用状況を調査。
調査した農家(476戸)のうち、1戸の農家で、使用量が適切でなかった事例が確認された。
農薬の残留状況について
476検体の農産物について、のべ2,896種類の農薬と作物の組合せの残留状況を調査した。
不適正な使用のあった農家における1検体を含む2検体(こまつな及びにんじん)が、食品衛生法(昭和22年法律第233号)に基づく残留基準値を超える農薬を含んでおり、その他の検体は、残留基準値を超えていなかった。
2.調査結果を受けた対応
不適正な使用が認められたこまつなを栽培する農家に対しては、地方農政局及び都道府県から農薬の適正使用の徹底を図るよう指導を行った。
都道府県等にこの結果を通知し、引き続き、農薬の適正使用が徹底されるよう農家等への指導を実施する予定。また、農薬の適正使用を推進するため、2019年度も同様の調査を実施している。
詳細はプレスリリース参照。
【農林水産省】