一般財団法人環境イノベーション情報機構
国立環境研究所、都市域のCO2排出を大気観測から起源別に推定
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2020.05.28 【情報源】国立環境研究所/2020.05.15 発表
国立環境研究所、産業技術総合研究所らは、東海大学代々木キャンパス内の観測タワー上での大気中の二酸化炭素(CO2)と酸素(O2)の高精度観測から、代々木街区での人間活動によるCO2排出量を、使用された化石燃料の種類ごとに評価する手法を開発した。同手法は、産業技術総合研究所が開発してきた大気中O2濃度の100万分の1の超高精度計測と、主に森林CO2吸収の評価で用いられてきた鉛直CO2輸送量の計測を、都市部での観測に応用したものである。
近未来にゼロエミッション技術が都市域に大規模導入された際に、その削減効果を実環境計測に基づいて検証する技術になると期待される。
なお、同技術の詳細は、2020年5月15日(中央ヨーロッパ夏時間)に論文誌 Atmospheric Chemistry and Physics(DOI:10.5194/acp-20-5293-2020)に掲載される。
詳細はプレスリリース参照。
【国立研究開発法人国立環境研究所】