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環境ニュース[国内]

バーゼル条約第6回締約国会議、2010年までの戦略計画を採択

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2002.12.17 【情報源】環境省/2002.12.16 発表

 2002年12月9日から13日まで、スイスのジュネーブで「バーゼル条約第6回締約国会議(COP6)が開催された。
 今回の締約国会議には、デンマーク、スイス、マレーシアの閣僚を含む100か国以上の代表者が出席。1999年の第5回締約国会議で採択された「環境上適切な管理(ESM)のためのバーゼル宣言」の実施に向け、2000年〜2010年を対象期間とした「戦略計画」が採択されたほか、条約上の義務の実施・遵守を促進するための遵守制度の設立を合意。条約の実施体制の強化が図られた。
 このうち「戦略計画」は途上国への技術支援、有害廃棄物の越境移動の削減、バーゼル条約地域センターの発展、国、産業界、NGOの協力構築についての計画を示すもの。また「遵守制度」では国連の5つの地域グループから3か国ずつ、計15名の委員から構成される遵守委員会を設置し、条約の義務履行支援と監視・遵守にあたるとした。
 なおこれらの正式な議題以外にも、電気電子廃棄物について閣僚級ラウンドテーブルが開催され、電気電子廃棄物への対処が条約の優先課題のひとつであると位置づけられたほか、スイスのロシ環境大臣の提案により、携帯電話メーカー10社、バーゼル条約事務局、国連環境計画(UNEP)が核となった使用済み携帯電話の回収・再利用システム構築検討のためのパートナーシッププログラムの設立が合意された。
 世界中で使用されている携帯電話3億8,000万台に含有される有害物質は400トンに過ぎず、まだ危険性が問題になる段階には至っていない。使用済み携帯電話回収・再利用プログラムの目的は回収・再利用による高い便益の普及とリスク管理を先駆的に進めるためのものだ。【環境省】  

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