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環境ニュース[国内]

インド洋まぐろ類委員会第7回年次会合 資源管理措置の導入に合意得られず

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.12.09 【情報源】水産庁/2002.12.09 発表

 2002年12月2日から6日にかけて、セイシェルのビクトリアでインド洋まぐろ類委員会(IOTC)第7回年次会合が開催された。
 今回の会議では、(1)IOTCへの資源管理措置の導入、(2)違法・無規制・無報告漁船(IUU)対策、(3)漁船位置追跡システムのパイロット・プログラム実施などの管理・取締対策、(4)まぐろはえ縄漁獲物に対する食害調査の結果報告、(5)海外漁業協力財団とIOTCとの共同プロジェクト「途上国における統計データの改善」の年次報告−−などが議題となった。
 このうち資源管理措置の導入措置は日本とEUの共同提案によるもので、これまで全く規制措置が導入されていなかったIOTCでの資源管理の第一歩として、キハダマグロ・メバチマグロの漁獲努力量凍結決議を求めたもの。
 この提案に対してはイラン、セイシェル、インドなどが「漁業の発展を阻害する」と強硬に反対。コンセンサスは得られなかったが、来年の次回年次会合でもこの議題が引き続き議論されることとなった。
 またIUU対策については、大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)の採択内容と同様に、正規許可船とIUU漁船双方のリスト作成−−などの措置が採択された。
 なお、第8回会合は2003年12月8日から12日にかけて同じくセイシェルで開催されることとなった。【水産庁】

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