一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

化審法に基づく化学物質分配係数(1−オクタノール/水)測定方法改正案に対する意見募集結果を公表

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2002.12.03 【情報源】厚生労働省/2002.12.02 発表

 環境省、経済産業省、厚生労働省は平成14年9月18日まで実施していた、新規化学物質審査の際に使用する化学物質の分配係数(1−オクタノール/水)測定方法と結果の取扱いの改正案の意見募集結果を公表した。
 今回の改正は、経済協力開発機構(OECD)のテストガイドライン107「分配係数(n−オクタノール/水):フラスコ振とう法」が1995年に改正され、イオン性物質に関しても分配係数測定法が明確化されたことや、イオン性物質の魚介類の体内における濃縮性に関する知見の集積が進められたことを踏まえたもの。これまで対象となっていなかった、水可溶性で水中で解離または会合し、界面活性を有さない有機金属化合物を除く新規化学物質についても、1−オクタノールと水との間の分配係数を、魚介類の体内における濃縮度判定のための知見として取り扱うこととしている。
 なお期間中5名から計7件の意見が寄せられ、それぞれの意見に対する3省の考え方も意見募集結果の中に示されている。
 例えば「(英文の)OECDテストガイドライン107より、同内容の日本語によるJISのほうが利便性がよいので、測定法はJISによるものとすべき」との意見については、「JISの「分配係数(1−オクタノール/水)の測定−フラスコ浸とう法」は、「OECDテストガイドライン107」の内容を変更することなく翻訳したと認められるため、測定法として、このJIS規格によることも認める」と回答している。【厚生労働省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク