一般財団法人環境イノベーション情報機構
OECD文書「地域貿易協定と多角的貿易体制との関係」の総括概要をホームページに掲載
【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2002.11.22 【情報源】外務省/2002.11.21 発表
外務省はOECD貿易委員会の調査文書「地域貿易協定と多角的貿易体制との関係」の総括部分の概要を同省のホームページに掲載した。この調査は2002年10月にOECD貿易委員会がまとめたもの。(1)サービス、(2)労働移動、(3)投資、(4)競争政策、(5)貿易円滑化、(6)政府調達、(7)知的所有権、(8)コンティンジェンシー・プロテクション(偶発事件に対する保護)、(9)環境、(10)原産地規則−−の10分野の各種地域貿易協定とWTOの規律を比較・分析している。
外務省ホームページに掲載された「総括」部分では(1)WTOを超える地域貿易協定の規律例、(2)地域貿易協定で見られる規律の収束性と拡散性、(3)地域貿易協定の域外国への影響などの情報がまとめられおり、このうちWTOを超える地域貿易協定の規律例の中で、環境分野の規律例として、締約国による定期的な環境状況報告書の準備、特定の多数国間環境協定に基づく義務が地域貿易協定上の義務をも上回るとの規定、貿易・投資の促進のために環境関連国内法令を緩和することがないよう注意するとの規定−−などがあると報告されている。【外務省】