一般財団法人環境イノベーション情報機構
中環審に廃家電リサイクル検討のための「家電等リサイクル専門委員会」を新設
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2002.10.17 【情報源】環境省/2002.10.17 発表
環境省は廃家電のリサイクルについての調査・検討、リサイクル進捗状況評価を行うため、中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会の下に、「家電等リサイクル専門委員会」を新たに設置し、第1回会合を平成14年10月25日に開催することにした。廃家電のリサイクルについては、「家電リサイクル法」による対象4品目のリサイクルが平成13年4月のスタートから順調に進んでいるほか、事業系パソコンの製造事業者による自主回収・再資源化の取組みがやはり平成13年4月から始まっている。また平成15年秋をめどに家庭から排出される廃パソコンの回収・再資源化制度をスタートするための準備が進められている状況だ。
今回設置された委員会は、このような背景、関連する処理・リサイクル技術の進展状況を踏まえながら、廃家電のリサイクル進捗状況評価やその見直しについての検討を行うことを目的として設置されたもの。経済産業省の産業構造審議会にも同様の問題を検討する「電気・電子機器リサイクルワーキンググループ」が別途設置されている。
なお環境省の「家電等リサイクル専門委員会」と産構審「電気・電子機器リサイクルワーキンググループ」はともに当面、平成14年10月から完全施行された「フロン回収・破壊法」が完全施行されることを踏まえ、冷蔵庫の断熱材フロンの回収のあり方について検討を行う予定だ。【環境省】