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環境ニュース[国内]

住友林業、再生可能エネルギー事業を強化、ベンチャーへの出資で風力・地熱に進出

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.05.31 【情報源】企業/2016.05.26 発表

 住友林業は、再生可能エネルギー事業を強化する。再生可能エネルギー発電所を開発・運営するベンチャー企業、レノバ(東京・千代田区)の第三者割当増資を引き受けて出資し、従来から手掛けるバイオマス発電に加え、風力や地熱発電事業に進出する。株式引き受けと業務提携契約を5月24日付で結んだ。レノバ創業者に次ぐ最大株主になる。

 レノバは、大規模太陽光発電や風力、バイオマス地熱発電を開発・運営する独立系企業で、発電所の自社開発のほか環境コンサルティングを展開している。大規模太陽光発電開発は、運転・建設中の案件を合わせて189MW(18万9000kW)と国内トップ水準の実績がある。今後は風力、バイオマス地熱発電の開発を一層進めて事業拡大を目指す。

 住友林業グループは2011年から木質バイオマス発電事業に取り組み、稼働予定を含め計約100MW(10万kW)のプロジェクトに出資・参画している。今後はバイオマスだけでなく風力、地熱発電事業も視野に入れ、再生可能エネルギー発電を200MW(20万kW)規模に拡大する方針を定めた。これを加速させることを狙いにレノバに約10億円出資する。

 住友林業はレノバとの業務提携によって、国内で再生可能エネルギー事業やバイオマス燃料開発を推進していくことに加え、海外市場でも積極的に事業を拡大する。山間部での風力発電開発では、発電施設の建設で必要になる専用道を森林の育成に有効利用するなど、周辺山林の一体開発につながる先進的な事業モデルを構築し、森林の価値を高める。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)
 

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