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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、新「プリウスPHV」を「ニューヨーク国際オートショー」で披露

大気環境 交通問題】 【掲載日】2016.03.28 【情報源】企業/2016.03.23 発表

 トヨタ自動車は、フルモデルチェンジを予定しているプラグインハイブリッド車(PHV)の新型「プリウスPHV」を米国ニューヨークで3月23日に始まった「2016年ニューヨーク国際オートショー」で披露した。新しいプラグインハイブリッドシステムで電気自動車(EV)走行距離を現行より大幅に伸ばす。日本で今秋の導入を計画する。
 プリウスPHVは、EVモードとハイブリッドモードを切り替えることで電池残量を気にすることなく利用できる。2012年1月に量産を開始、これまでに日本、米国、欧州を中心に計約7万5000台を販売した。今回、ハイブリッド車(HV)に続く次世代環境車の柱にするため、利用者のニーズに応えて全面的に改良する。
 新たなプラグインハイブリッドシステムは、リチウムイオン電池の小型軽量化と高容量化で、60km以上のEV走行距離を達成した。現行モデルは26.4kmだった。さらに、従来のハイブリッドシステムで発電機だけに使っていたモーターを走行用にも活用する仕組みを採用した。走行用モーターと2モーターで走行し、EVモードで力強い走りを実現する。
 ハイブリッド燃料消費率もガソリン1Lあたり37km(現行は31.6km)に伸ばす。日本仕様は、駆動用バッテリーを充電する世界初のソーラー充電システムを搭載する。車両天井に太陽光パネルを備え、発電電力は、駐車時には駆動用電池の充電に、走行時には補機電池などへの電力供給の補助に使う。駆動用電池の電力は車外に供給でき、蓄電池の代替になる。【トヨタ自動車(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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