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環境ニュース[国内]

三菱日立パワーシステムズ、米国の発電所向けにガスタービン受注、GTCC発電拡大

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2016.03.22 【情報源】企業/2016.03.15 発表

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、米国の発電会社、NTEエナジーがノースカロライナ州クリーブランド郡に新設する「キングスマウンテン発電所」向けにガスタービンを受注した。MHPSは、三菱重工業と日立製作所の事業を統合し火力発電システム全般を手掛けている。受注したガスタービンは、環境負荷が低い天然ガスだきガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備の中核機器となる。
 キングスマウンテン発電所は47万5000kWの出力があり、2018年の運転開始を予定している。約40万世帯分の電力を供給し、地域の電力需要に応える。NTEエナジー傘下のNTEカロライナLLCが建設・運営する。MHPSの米国拠点であるMHPSAを通して、「M501GAC形」ガスタービンを受注した。2015年8月の「ミドルタウン発電所」(オハイオ州)に続く、NTEエナジー向けの受注だ。
 GTCC発電設備はガスタービンで発電した後、その高温の排ガスを活用して蒸気を発生させ、蒸気タービンでも発電する仕組みで、効率が高い。化石燃料を使う発電方式で、最もクリーンで環境負荷が低いとされる。ガスタービンと蒸気タービン、排熱回収ボイラー、発電機などで構成し、MHPSはガスタービンと発電機を供給し、現地での指導も担当する。
 NTEエナジーはフロリダ州に本拠を置き、オハイオ、テキサス、ノースカロライナ州などで電源開発、発電、送電、売電などを展開している。M501GAC形ガスタービンの効率性、信頼性などを評価して採用を決めた。北米向けのM501GAC形受注は、これで23基になった。MHPSは今回の受注を弾みに、環境負荷が抑えられるGTCC発電設備の拡大に注力する。【三菱日立パワーシステムズ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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