一般財団法人環境イノベーション情報機構
文科省、地球環境情報プラットフォーム構築推進プログラムの公募を開始
地球環境】 【掲載日】2016.03.02 【情報源】文部科学省/2016.03.01 発表
文部科学省は、平成28年度「地球環境情報プラットフォーム構築推進プログラム」の公募開始について発表。同 事業は、気候変動適応・緩和等の社会課題の解決に貢献するアプリケーションとして、日本全国の河川の流量やダムの水位をリアルタイムで予測することが可能となるような「水課題アプリケーション」の開発を行うもの。
また、気候変動適応・緩和等の社会課題の解決に貢献するアプリケーションをデータ統合・解析システム(DIAS)を通じた公開を行うことで、多くのユーザーが当該アプリケーションを利用できるようにするとともに、これらのアプリケーションを基にした二次的なアプリケーション等が、ユーザーにより自発的に開発され、DIASを通じて公開できるような「地球環境情報プラットフォーム」の構築を行う。【文部科学省】
(1)水課題アプリケーション開発機関
水防災課題や水力発電の高効率化等に貢献するため、これまでのDIASの成果を活用するとともに、平成27年度から新たにDIASからの情報配信が開始されたひまわり8号やXバンドMPレーダ雨量観測(XRAIN)等のリアルタイムデータを利用し、日本全国の河川の流量やダムの水位をリアルタイムで予測することが可能なアプリケーションの開発を行う機関を募集する。
(2)地球環境情報プラットフォーム構築機関
上記の水課題アプリケーションをはじめとした、気候変動適応・緩和等の社会課題の解決に貢献するアプリケーションをDIASに実装し、DIASを通じて公開していくとともに、これらのアプリケーションを基にした二次的なアプリケーション等がユーザーにより自発的に開発され、DIASを通じて公開できるような地球環境情報プラットフォームの構築を行う機関として地球環境情報プラットフォーム構築機関を募集する。
なお、公募機関は、本プラットフォームが長期的・安定的に利用されるよう、気候変動適応・緩和等の社会課題の解決に貢献するアプリケーションの利用状況等を考慮した上で、国費のみによらない持続可能なプラットフォームの運営体制の構築をめざしてもらう。
■事業規模(原則として、一機関あたり、以下のとおり)
・水課題アプリケーション開発機関の規模は、6千万円程度
・地球環境情報プラットフォーム構築機関の規模は、3億円程度
ただし、各年度における予算の状況によっては、減額することがある。
実施期間は、原則として、平成32年度末までの5か年。ただし、事業の進捗状況や実施期間が3年目を迎えた時点での中間評価の結果等を踏まえ、事業で行われる研究の一部又は全部を事業実施期間中に終了することがある。
■公募開始から事業開始までのスケジュール:
・募集受付 平成28年2月29日 月曜日〜3月23日 水曜日 17時(厳守)
・書面審査 平成28年3月下旬
・ヒアリング審査 平成28年3月下旬
・採択、採択通知又は不採択通知 平成28年4月初旬
・契約締結/交付決定 平成28年5月中
詳細については、公募要領を確認のこと。