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環境ニュース[国内]

東京ガス・パナソニック、「エネファーム」のマンション向け新商品を共同開発

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2016.03.02 【情報源】企業/2016.02.29 発表

 東京ガスとパナソニックは、家庭用燃料電池「エネファーム」のマンション向け新商品を共同開発した。一戸建て住宅と比べてスペースに制約があるマンションのために、新たなレイアウトを可能にして設置の自由度を高め、導入しやすくした。併せて、停電時でも発電を継続する機能を内蔵した機種も加えた。新製品は東京ガスが7月1日に発売する。
 マンション向けエネファームは燃料電池ユニット、貯湯ユニット、バックアップ熱源機の3つのユニットを1つのパイプシャフトにまとめて設置する仕組みだ。新製品は新たに、ユニット分離型の排気延長タイプをラインアップに追加した。排気筒を延長することで、燃料電池ユニットの排気が滞留しやすい奥まった場所に置けるようにした。
 さらに、貯湯ユニットとバックアップ熱源機の間の配管距離を10mから15mに延ばしたことで、従来の標準排気タイプのユニットの分離が可能になった。これによって、住戸の両端にユニットを離してエネファームが設置できる。レイアウトが3種類に増えて自由度が高まり、事業者はエネファームを組み入れたマンションを設計しやすくなる。
 停電時の発電継続機能は、現行品ではオプション品だったが、停電時に電気を使いたいとのニーズに応えて燃料電池ユニットに内蔵した機種を用意した。停電発生時にエネファームが発電している場合に、継続して発電し、最大500Wの電力を最長約4日間(96時間)供給する。従来は別付けだった機能を内蔵にしたことで省スペース・省施工を実現した。【東京ガス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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