一般財団法人環境イノベーション情報機構
大京、大阪府で関わった2件の共同住宅が「おおさか優良緑化賞」の各賞を受賞
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2016.02.01 【情報源】企業/2016.01.27 発表
大京が建築主として大阪府で関わった2件の共同住宅が、同府主催の「おおさか優良緑化賞」の各賞を1月21日に受賞した。このうち吹田市の大型マンション「ミリカ・テラス」は、特に優れた取り組みとされる大阪府知事賞を受けた。もう1件は茨木市の「ライオンズ茨木ニューシティーA街区」で、府知事賞に次ぐ奨励賞になった。おおさか優良緑化賞は、府自然環境保護条例などに基づいた緑化のうち、府内の都市環境改善や都市の魅力向上、新たな緑化のモデルとなる手法などを表彰する。大阪府知事賞のミリカ・テラスは大京を含む5社が手掛け、2015年3月に完成した。2万7016.03m2の敷地に12階建てのI街区、15階建てのII街区、15階建てのIII街区を造った。
全651戸で緑化率は27.69%を確保している。既存の樹木種の保存や桜並木で地域の原風景をできる限り再現したほか、建物を敷地の境界から10m以上離して計画し、緑を緩衝帯にして建物の圧迫感を軽減した。散策が楽しめる遊歩道、花見やイベントに利用できる芝生広場、ケヤキやセンペルセコイアの高木を配した広場を整備した。
ライオンズ茨木ニューシティーA街区は大京など3社が建築主で、5268.93m2の敷地に14階建て192戸の共同住宅を建て、2014年9月に完成した。緑化率は20.03%に達する。建設前は歩道がなく緑も少ない地域だったが、歩道を整備すると同時に沿道の緑化に力を入れた配置にした。沿道の緑地を奥に向かって高くして緑視効果も高めた。【(株)大京】